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タン先生の周期療法でラクラク自然妊娠!

薬寿堂,やくじゅどう
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中国漢方による不妊症周期療法

中国漢方薬寿堂(やくじゅどう)の譚定長先生による、妊娠治療を成功させる不妊症周期療法についての解説と体験記などのコラムです。
by 中国漢方 薬寿堂
あの頃のことを覚えていらっしゃいますか?
赤ちゃんを望まれている皆様は、ご両親からどのようにして誕生されたかお考えになったことはございますか?
ほとんどの方々がご両親から自然妊娠で生まれてきたと思いますが、いかがでしょうか。
妊娠.出産は健康な体の準備が一番です。
男性は元気な精子が豊富にある体です。女性は元気な卵子、元気な卵巣、そして血流の良い暖かい子宮の持ち主であること。そしてお互いに良いコンディションで排卵近くにタイミングをとり、元気な精子と卵子が出会い、元気な受精卵が温かい子宮に着床して安定して育ち、無事健康な赤ちゃんが誕生して、ご両親の腕の中に抱かれることです。

人間が地球上に誕生して、約700万年経つそうです。
現在に至るまでその数が増え、72億人全世界にその分布が広がったということは、基本的には自然妊娠を繰り返して繁栄してきたのだと思います。
それでも、不妊の方がおられたのでしょう。今から約200年前に人工授精が考案され、37年前には体外受精という方法が考えだされたのです。
どちらもイギリスで考えられた方法です。
最近の36年間で、体外受精は全世界で約500万人の赤ちゃんが誕生したと言われています。すばらしいことです。
一方自然妊娠は少なく見て、1年間で5000万人、36年間で18億人誕生しているのです。
しかし実際は18億人よりずっと多いと私は思っています。

日本は今年戦後70年を迎えました。
戦後失われた人口を回復させようと「生めよ!増やせよ!」と檄を飛ばした結果、多くの子ども達が生まれました。1949年生まれの私もそのうちの1人です。
昔は檄を飛ばせばそれに応えて国民の皆さんが頑張って子供を産み、育ててくれる時代だったのでしょう。
1947年から1949年の3年間の第一次ベビーブームに約800万人、続く1950年から1952年の3年間で750万人、その後はしばらく年150万人前後でしたが、1971年から1974年の4年間の第二次ベビーブームで再び800万人の子どもが誕生しました。
実に子どもの多い時代が続きました。

出生率.出産数が減少するキッカケは、1975年に起こった第一次石油ショックです。
若い方達の中には、昔を回想するテレビ番組でも観たことがあるかもしれませんが、スーパーや商店からトイレットペーパーや洗剤が消えてなくなり、社会が一時パニック状態に陥ったことがありました。
この年からその後40年間、日本の出生数は年々減少しているのです。
一度下がった出生率はなかなか回復しないのです。その上最近では晩婚化がすすんでいるのです。
このまま進むと日本の少子高齢化は大変深刻な事態になるのではないでしょうか。

私はたくさんの子どもが生まれていた昭和30 - 40年代と現在を比較して何がどう違うのか検討してみると、何か解決策の良いヒントがあるのではないかと思っています。
元気でかわいい赤ちゃんを、皆様 授かって下さい!!
# by yakujudo | 2015-03-20 12:30 | 漢方薬箱
元気な高齢者やシニア世代の方々が増えています
少子高齢化社会の日本では、それは大変喜ばしい事です。
しかし一方、少子化は日本の将来にとって今以上に大きな問題になります。

中国では約30年間続いた一人っ子政策の間も、年間約1800万人の子どもが生まれています。
それでも若者層を増やす為に政策転換をはかり、今後は毎年3000万人前後の子どもが生まれてくると思います。
一方の日本の少子化はいつからはじまったと思われますか?
第二次ベビーブームの4年間で約800万人の子ども達が生まれた直後の1975年から出生数.出生率共に低下しはじめ、今年で約40年間も続いているのです。
1975年の出生数160万人から20年かけて減少し、1995年には120万人、さらに20年かけて現在は約100万人前後まで出生数が減少してしまったのです。
その上、晩婚化、出産の高齢化となり、5年前から体外受精の補助金制度なるものも出来ました。
しかし補助金制度は、少子化を根本的に解決する方法にはならないのではないでしょうか?
体外受精という方法のない時代に、たくさんの子ども達が主に自然妊娠で生まれているのです。

日本では昔から結婚適齢期という言葉がよく使われていました。
戦後、団塊世代の1人として生まれた私の若いころも、早い方では20~25歳、平均的には25~30歳、少し遅い方でも30~35歳までには、大半の方々は結婚され、第一子を授かり出産されていたと思います。
いつの頃からでしょうか、日本で適齢期という言葉が死語になってしまったのは?

66歳になった今、人の一生を振り返った時、適齢期という言葉は実に的確な言葉だと私は思います。
多くの方々が適齢期に結婚された時代は、生まれてくる子供たちも多く、不妊症の方は少なく、今のように大きな社会問題になる事はなかったのです。
私は日本で生まれ育った中国人華僑ですが、大陸に暮らす中国人にとっては今も昔と同様に、適齢期という言葉は生きています。決して死語にはなっていないと思います。
今中国では、一人っ子政策で生まれた子ども達が正に現在30歳前後の結婚適齢期ですので、中国で生まれ育った私の妻のタブレットには毎日のように中国の友人や同級生達、そして親戚から娘や息子達の結婚式の写真、生まれた孫たちの写真が次から次へと送られてきます。

最近日本では、少子高齢化に続いて、男女共同参画社会や子育て支援が話題になっています。
中国では以前から男女共同参画社会です。ご夫婦共働きの方がほとんどです。でも日本のように疲れ果てているご夫婦は見たことがありません!
個人で事業をされている方々にとっては定年はないのですが、一般の会社や役所にお勤めの方々は、男性は60歳、女性は55歳が定年です。
定年後は皆さん年金暮らしに入ります。
日本のように60歳定年を延長して65歳、70歳まで働く、年金の受給を延期する、年金を減額するというような話は余り聞いたことがありませんので、皆さん定年でリタイアし、その後の人生を楽しく暮らすと決めている方が大変多いのにはビックリします。
子育て支援は退職された主におじいちゃん.おばあちゃんの役目です。
ただし大きい会社や工場には託児所が整っているところも多いのです。
# by yakujudo | 2015-02-20 12:47 | 漢方薬箱
2014年版「世界人口白書」を目にされましたか?
11月18日に国連人口基金から発表された、2014年版「世界人口白書」を目にされましたか?
世界198か国の人口と10~24才の若者の人口です。現在若者は全世界で約18億人で、世界人口の1/4を占め、この約9割がアジア、アフリカ等の新興国や発展途上国で暮らしており、教育を受けられなかったり、雇用が不安定だったりといった問題に直面しているそうです。

若者がもっとも多い国はインドで、人口12億6700万人に対して、若者は3億5500万人。中国は人口13億9400万人に対して若者は2億7900万人、アメリカは人口3億2300万人に対して若者は6500万人。日本は人口1億2700万人に対して若者は1800万人と、総人口に占める割合では14%と最低だそうです。
日本は少子高齢化で、今後20数年間は毎年150~200万人、シルバー世代の増加が続きますので、出生数の減少がさらに大きな問題になることは明白です。

日本の出生数の減少は男女共に未婚の方の増大。晩婚化、晩産化の増大、又、 <生む自由> 、 <生まない自由> と、結婚されても子供はいらないと、皆さんの考え方やライフスタイルが多様化したこと、又、バブルの崩壊やリーマンショック以後の経済状況の悪化や雇用が不安定だったり、少子化の進む要因はいろいろとあると思います。
私のように、昭和24年、第1次ベビーブームの中に生まれ、沢山の子供の中で育った者にとって、こんなにも子供が少なくなってしまった今の日本は、信じがたいですね!!

人口増加を防ぐために、30数年前より一人っ子政策をとっていた私の祖国中国では、2~3年前より政策変更があり、原則二人の子供を産んでよいとなりましたので、30才前後の結婚適齢期を迎えた若者達の結婚ブーム、第1子、弟2子の出産ブームになっています。
中国での、近い将来、日本と同様、高齢化が進みシルバー世代の増加を心配した中国政府が、近い将来、国を支える若年層を増やそうという政策に、方針を転換したのです。

中国人の親たちは息子、娘のよりよい結婚相手を必死になって探しています。
30才までに結婚して第1子を授かり、出来れば続けて第2子をという親の願いです。
子供達も最近の日本の若者のように、 <結婚しない、子供は産まない> と考える子供は私の知る限りありません。又親達に質問をしても、子供は授かりもの、自然妊娠で授かって当然という言葉がかえってきます。
私が最近日本では、日本政府が体外受精の補助金を出して、女性の皆さんに体外受精をすすめているという話をしましたら、上海の友人達は全員ビックリして、 「譚さん、何を言っているんだ。中国で体外受精という言葉をあまり聞いたことがない、妊娠は自然なもの、中にはそういうこともあるかも知れないけれど、テレビで不妊症の話をしたり、政府がお金を出して、体外受精を奨励する、そんなことは中国では考えられない。日本は大丈夫?」 というのが皆さんのご意見でした。
中国にも現在不妊専門病院が全国に100か所近くありますが、基本的には政府の管理下でやっています。

読者の皆様は日本の少子化はどうしたら解決できると思いますか。ご意見をお待ちしています。
# by yakujudo | 2015-01-15 08:00 | 漢方薬箱
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