中国漢方薬寿堂
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私が元北京同仁堂病院主任、叢法滋先生から不妊症の周期療法をご教授いただいて10数年が経ちました。今も毎日が試行錯誤の連続で、お客様から教わることが多く、勉強の必要を痛感しています。
最近お客様から”日本で周期療法を最初に実施したのは、譚先生ですね!?”というおたずねが多いので、”間違いなくそうです”とお答えしています。また、”譚先生の周期療法はどこでも受けられますか?”ほかの薬局の周期療法と違いますか?というおたずねも多いのですが、”周期療法の理論は同じかもしれませんが、私は今まで積み重ねてきた多くの経験に基づきいろいろな療法をアドバイスしています。周期療法のみで妊娠される方、排卵誘発剤やホルモン補充療法を併用して妊娠される方、人工授精、体外受精、顕微授精との併用で妊娠される方、また、最近はいろいろな事情により卵子提供による体外受精を受けて妊娠をめざし方々からもご相談を受け、周期療法のお薬を服用いただいております。 高プロラクチン血症に服用する炒麦芽(いりばくが)にも、その誕生には誰も知らないエピソードがあります。 周期療法を教えていただいた叢先生と我が家で会食しましたときに、不妊症の治療について中国の秘法のお話しがありました。その中に麦芽についての話があったのです。私は翌日、早速に麦芽を取り寄せ、毎日深夜まで家の鍋で炒ってはふるいにかけ、分包してお客様にお出しし、煎じて服用していただいたのです。その後、この麦芽を服用に手間がかからない形にして飲みやすくしてはどうかとの提案があり、現在出回っているエキス粉末が誕生したのです。ここで紹介している周期療法とは、このようなさまざまな工夫を重ねてきた私だけの周期療法なのです。
by yakujudo
| 2004-09-10 00:01
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