中国漢方薬寿堂
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先日来日された周期療法の創始者、中国南京中医薬大学附属病院 夏桂成教授と対談いたしました際に、先生が次のようなお話しをされました。
「赤ちゃんを授かれない方々の大半は、実は不妊症ではなく、不育症である。」というのです。話をよく理解できなかった私は、「えっ、どうしてですか?」と先生におたずねすると、「受精障害を棋院とする不妊は少なく、受精をしても、卵がうまく着床できない。着床しても育っていかない方々が多いので、不妊症と呼ぶのはふさわしくなく、不育症と考えるべきで、近い将来、国際的にも不妊症という名称はなくなり、他の名称に変わるであろう」というご返事をいただきました。 では、この不育症はどうしたら解決できるのか、おたずねすると、 「家を建築する時と同様、まずはしっかりした基礎を、時間と労力をかけて作ることがもっとも大切で、しっかりとした基礎を作れば、柱を立て、床をはり、重い屋根をのせても、家はびくともせず、しっかり立っていられる。 この基礎作りを手抜きすれば、どんなに外見上立派に見える家でも、ちょっとした風雨にも耐えられずに倒れてしまう。不妊、不育症についても同様で、女性の方々の体調をととのえる基礎作りが大切で、周期療法はその基礎作りにもっとも適している方法だ。」 というものでした。 (2003.1.14)
by yakujudo
| 2003-03-30 00:01
| 不妊症解説
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