中国漢方薬寿堂
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最近、不妊症のご相談にこられる方々に多いのが、月経周期の長い月経後期や無排卵性月経の症状を持った方々です。どちらも卵巣での卵胞の成熟度が遅かったり、成熟卵胞が出来ないためにおこるものです。月経周期の長い方では60~70日という方もおられますが、周期の後半には、通常の方の周期と同様に、排卵期、高温期が体温表上に2週間形成されますが、やはり周期が長いと、卵胞の質はよいものとは言えないと思います。
また、通常の月経周期が続いているのにもかかわらず、時として無排卵となり、高温期がないままに次も生理を迎える方がおられます。これと言った原因が見当たらないこともありますが、時に精神疲労、肉体疲労、過度なダイエット、高熱の続く風邪、生活のリズムが大きく変化する旅行などが原因のこともあります。 この月経後期や無排卵性月経を治すには、中国漢方では、ホルモンの生産を高める補腎薬(ほじんやく)と、卵巣や子宮、骨盤内の血流を改善する活血薬(かっけつやく)を交互に服用して、ホルモンの生産と血流の改善をくり返す方法を取ります。補腎薬を7日間、次に活血薬を3日間というくり返しをして、途中で排卵がおこれば、排卵 → 高温 → 生理 → 低温と、生理がおこれば、生理 → 低温 → 排卵 →高温というように、生理周期のリズムを取り戻すのです。
by yakujudo
| 2002-06-10 00:01
| タン先生の周期療法
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