中国漢方薬寿堂
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ラジオの健康相談を聞いていますと、“ホルモン補充療法”というのをよく耳にします、以前にも、この誌面で女性の一生は、7の倍数で変化するということをお話ししましたが、一般に女性28歳(7×4)~35歳(7×5)をピークに、徐々にホルモンの生産や分泌が低下して、42歳(7×6)前後で、ホルモンのバランスのくずれる更年期のはじまり、49歳(7×7)前後で、ホルモンの生産が衰え、閉経期となるのです。無論、個人差がありますので、時に50歳代後半まで生理のある方、40歳に入ってまもなく閉経される方もいらっしゃいます。
中国では、日本で近年盛んに行われているホルモン補充療法よりも、やはり伝統の中国医学が盛んで、更年期年齢の方々にはホルモンバランスをととのえ、自律神経系の調整に役立つ疏肝理気薬(そかんりきやく)の逍遙丸(しょうようがん)やホルモン分泌を盛んにし、バランスをととのえ、子宮の血流を改善する補血薬の当帰を多量に配合する婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)、閉経期前後からは、ホルモンの生産を高め、体の老化予防に役立つ、補腎薬の参茸補血丸(さんじょうほけつがん)や海馬補腎丸(かいまほじんがん)などが頻用されます。 もうひとつ、自然なホルモン補充療法としては、紫河車(しかしゃ:胎盤 プラセンタ)です。胎盤は最近ヨーロッパの狂牛病の影響で、牛や豚の胎盤を使用した健康食品や化粧品が販売禁止となる事態となっていますが、人間の体にはやはり人の胎盤が一番効果的なものです。日本でも、厚生省から医薬品として正式に許可されています。私の妻も妹も愛用者です。
by yakujudo
| 2002-05-30 00:01
| 不妊症解説
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