中国漢方薬寿堂
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バイアグラが医師の処方箋によって調剤されることになりました。インポテンツ(勃起不全)で悩む方々には、朗報であることには間違いありませんが、厚生省の発表にありますように、残念ながら、この薬は強精剤ではないのです。海外では、個人輸入したものを勝手に服用したのではなく、医師の診断に基づいた使用をしたのにもかかわらず、多くの死亡例が報告されています。
通常、こんなに多くの死亡報告があれば販売中止になり、薬害の訴訟問題に発展するのですが、なぜかこの薬は死亡しても自己責任ということのようです。死亡した方々は中高年の血圧や心臓等に問題を持つ人が大半です。バイアグラは精神的ストレスを起因とするインポテンツにはよいのでしょうが、加齢や疾患に伴う精力減退には適したものではないのです。自然の摂理に反する行為が”命”という代償では、あまりに大きいのではないでしょうか。 中国五千年の歴史上、強大な権力を持った皇帝達は、宮廷内に数多くの側室を持っていたといわれています。ですから、中国では強壮・強精作用を持ち、副作用の心配のない補精・補腎薬の研究は世界一なのです。精力減退は物質面(例えば精液、精子の数)、機能面(例えば勃起力、持続力、精子の活動率)の両面を考える必要があります。物質面の不足は手足のほてり、機能面の低下は体の冷えを伴います。加齢に伴う精力減退はこの両面の不足が多いのです。
by yakujudo
| 2001-10-20 00:01
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