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皆様は”女性のお肌の曲がり角”は何歳位とお考えでしょうか。私は35歳前後と思っております。女性の一生は7の倍数で変化するとご紹介しましたように、28歳(7×4)から35歳(7×5)をピークに、35歳を過ぎるとホルモンの生産と分泌が低下しますので、肌の老化も徐々に起きてくるのです。
皮膚のくすみやしみは急速にではなく、日を追って現れますので、気がつかない方も大変多いのです。中国の女性に比べ、日本の女性の肌の老化症状は、早く訪れています。35歳から42歳では血虚といって、血液の働きが低下し、ホルモン分泌も低下するので、皮膚や毛髪に潤いがなくなっていきます。当帰、芍薬、何首烏などの補血薬を補充するとよいです。 顔の両頬に蝶々の羽根の型に似た形のしみ(肝斑)が現れる42歳から49歳、俗にいう更年期年齢はホルモンの分泌低下とともに、自律神経のバランスがくずれますので、補血薬に加え、ハッカ葉、柴胡などの疏肝理気薬が必要です。 そして49歳の閉経期を過ぎたら、ホルモンの生産を高め、体の老化を予防する紫河車〈プロセンタ〉や鹿茸、杜仲、枸杞子などの補腎薬を補充して、いつまでも若く健康な体を維持することです。 また、最近中国では、抗酸化食品の沙棘油(サージオイル)が美容面で大きく注目されています。肌のくすみ、しみなど前述の薬と併用されるとよりよい効果が得られます。内服ばかりでなく、お手持ちの美肌クリームにこのサージオイルを少量(2%位の割合)加えて使用されることも大変よいことです。もちろん、強い紫外線を避けて、皮膚を保護されることも必要です。
by yakujudo
| 2001-08-20 00:01
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