中国漢方薬寿堂
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21世紀は少子高齢化がさらに加速されることでしょう。これから誕生されるお子さん達は、家族の宝であるばかりか、日本の宝だと私は思っております。だからこそ健康な子どもを授かることは私の願いです。健康な子どもが生まれるには、まず健康な体を持っているご両親が必要です。
中国医学では、「先天の精(腎精ともいう)」といって、両親から受け継ぐ生命エネルギーを豊富に持って生まれるか、否かが、誕生した子どもの成長を左右するものと考えます。腎精が多いほど、丈夫な骨や歯を形成できるので、しっかりした骨格を持つことができ、脳の発達にもよいのです。 次に、生後に腎精を補うのは、脾(胃腸や膵臓などの消化器)と肺(呼吸器)です。脾から吸収される食物の栄養と、肺から吸収される空気が結合して「後天の精」を形成して、先天の精の不足を常に補充して体の成長が進むものと考えます。 腎精が多く、脾と肺の丈夫なお子さんは元気がよく、腎精が少なく脾と肺の弱いお子さんは虚弱ということになります。また、本来腎精が多く丈夫な体を持っていても、冷たい飲みものをとり過ぎて脾をこわしたり、風邪をこじらせて肺を弱くしてしまうと、虚弱な体質になってしまうのです。 私のおすすめしている周期療法や動物生薬を含む補腎薬は、健康なご夫婦をつくる大変よい手段と、私は確信しております。
by yakujudo
| 2001-05-30 00:01
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