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子育て支援として男性の方々にも女性の方々と同様に、育児休暇をとらせようという政府の政策が発表されましたが、本当に実施されることになれば、大変良いことだと思います。実現のほどはどうでしょうか。
苦労されて出産された奥様にとって、少しでも旦那様が育児の手助けをして下さることはどんなにか心強く感じられることでしょう。 実は我が家には3人の子供がいますが、今から20年程前、午後7時に薬局を閉店すると、車で30分ほどの自宅へ急いで帰り、毎晩3人の子供をお風呂に入れ、寝かせるのも私の日課でした。 寝付くまで私の創作日本むかし話をしていました。 金太郎、桃太郎、かぐや姫、一寸法師、浦島太郎と、主人公は日本の伽話と同じですが、その場で内容を変えて話すのはなかなか大変な事でした。 先日娘に「お父さんの日本むかし話は、今テレビでやっている電話会社のコマーシャルに何か似ているけれど、結局お話の終わりがなかったような気がする」と一言言われてしまいました。 今になってみると懐かしい良い思い出です。 先日私の机の上に置いてあるラジオから女性の声で「不妊症の方は全員体外受精を受けなさい。お金が無ければご両親、又は祖父母の方々から支援していただきなさい!!」という主旨の内容でした。 体外受精の補助制度がはじまって今年で5年目ですが、毎年何人の新しい生命が誕生しているのでしょうか。 私のように戦後の第一次ベビーブームで生まれた者にとって今の日本の状況は信じがたいのです。 今年は戦後70年。戦争で失われた人口を回復しようと当時の政府の方々は「生めよ!増やせ!!」と号令を国民の皆様に発信しただけで、1947年から1949年の3年間で800万人、続く1950年から1952年の3年間で600万人、計1400万人の子供達が自然妊娠で生まれているのです。(体外受精のない時代です。) これから40年間、子供を産む年齢層の女性の方々は減少傾向に進むので、日本の少子化.高齢化.人口減少の改善は難しいのでしょう。 本当は出生率が高くなり、私が生まれた時代のように兄弟がたくさん誕生すれば人口の回復を望めるのですが、今の若い方々には「女性が輝く、男女共同参画時代」が到来しましたと言っても、日本の労働条件の悪さを聞いたら皆さんはビックリされて、若い方々に「頑張ってください」という言葉さえ掛けないと思います。 特に日本の若者は疲れ切っています。私はいつも「サザエさん」の時代に戻れたら、日本は良い時代に逆戻りできると考えています。 私のようなアナログ人間には、現代のようなデジタル社会にはついていけません。アナログ時代にはたくさんの子ども達が生まれていたのです。 今、日本の若者に必要なのは、<育児休暇>ではなく、まずは<子づくり休暇>をつくって下さい!!
by yakujudo
| 2015-05-20 18:30
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