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少子高齢化社会の日本では、それは大変喜ばしい事です。
しかし一方、少子化は日本の将来にとって今以上に大きな問題になります。 中国では約30年間続いた一人っ子政策の間も、年間約1800万人の子どもが生まれています。 それでも若者層を増やす為に政策転換をはかり、今後は毎年3000万人前後の子どもが生まれてくると思います。 一方の日本の少子化はいつからはじまったと思われますか? 第二次ベビーブームの4年間で約800万人の子ども達が生まれた直後の1975年から出生数.出生率共に低下しはじめ、今年で約40年間も続いているのです。 1975年の出生数160万人から20年かけて減少し、1995年には120万人、さらに20年かけて現在は約100万人前後まで出生数が減少してしまったのです。 その上、晩婚化、出産の高齢化となり、5年前から体外受精の補助金制度なるものも出来ました。 しかし補助金制度は、少子化を根本的に解決する方法にはならないのではないでしょうか? 体外受精という方法のない時代に、たくさんの子ども達が主に自然妊娠で生まれているのです。 日本では昔から結婚適齢期という言葉がよく使われていました。 戦後、団塊世代の1人として生まれた私の若いころも、早い方では20~25歳、平均的には25~30歳、少し遅い方でも30~35歳までには、大半の方々は結婚され、第一子を授かり出産されていたと思います。 いつの頃からでしょうか、日本で適齢期という言葉が死語になってしまったのは? 66歳になった今、人の一生を振り返った時、適齢期という言葉は実に的確な言葉だと私は思います。 多くの方々が適齢期に結婚された時代は、生まれてくる子供たちも多く、不妊症の方は少なく、今のように大きな社会問題になる事はなかったのです。 私は日本で生まれ育った中国人華僑ですが、大陸に暮らす中国人にとっては今も昔と同様に、適齢期という言葉は生きています。決して死語にはなっていないと思います。 今中国では、一人っ子政策で生まれた子ども達が正に現在30歳前後の結婚適齢期ですので、中国で生まれ育った私の妻のタブレットには毎日のように中国の友人や同級生達、そして親戚から娘や息子達の結婚式の写真、生まれた孫たちの写真が次から次へと送られてきます。 最近日本では、少子高齢化に続いて、男女共同参画社会や子育て支援が話題になっています。 中国では以前から男女共同参画社会です。ご夫婦共働きの方がほとんどです。でも日本のように疲れ果てているご夫婦は見たことがありません! 個人で事業をされている方々にとっては定年はないのですが、一般の会社や役所にお勤めの方々は、男性は60歳、女性は55歳が定年です。 定年後は皆さん年金暮らしに入ります。 日本のように60歳定年を延長して65歳、70歳まで働く、年金の受給を延期する、年金を減額するというような話は余り聞いたことがありませんので、皆さん定年でリタイアし、その後の人生を楽しく暮らすと決めている方が大変多いのにはビックリします。 子育て支援は退職された主におじいちゃん.おばあちゃんの役目です。 ただし大きい会社や工場には託児所が整っているところも多いのです。
by yakujudo
| 2015-02-20 12:47
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