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皆さんは健康なご両親から健康なお体で生まれてきたと思いますがいかがでしょうか?赤ちゃんを望んでいる方々には是非とも元気な赤ちゃんを授かってほしいと思います。
私たち夫婦も最初の妊娠で残念なことに子宮外妊娠してしまい、卵管を一本摘出後、約2年間かけて体調の回復に努め、無事自然妊娠し、4年間で3人の4㎏を超える健康な子ども達を授かった経験を持っています。ご夫婦二人の健康があってこそ、健康な赤ちゃんをコウノトリは運んでくるのです。皆さんのご両親、祖父母も、そしてご先祖の方々も、代々健康なお身体を引き継いで、今の皆さまが生まれてきたはずです。 日本では戦後の1947年から49年の第1次ベビーブームで毎年260万人、続く71年から74年の第2次ベビーブームでは毎年200万人を超える新生児が生まれてきた歴史を持っています。その当時は体外受精は皆無で、多くの方々が自然妊娠で出産されています。第2次ベビーブーム以後、新生児が毎年徐々に減少していて、今では毎年105万人前後にとどまっているのです。最近3年間では、第1次ベビーブームで生まれた方々(私も含む)が65歳を迎え、約800万人の方々が老人の仲間入りをしているのに対し、新生児は約315万人、その差は実に485万人です。今後も約25年間、毎年150万人から200万人の方々が65歳を迎えるので、日本の少子高齢化は今後爆発的に新生児の誕生がない限り、今の現状では改善することのできない、近い将来の日本にとって避けることのできない大問題です。 妊娠は旦那様の元気な精子と、奥様の元気な卵子からできる良い受精卵と、この受精卵が着床して安定して育つ温かい子宮が必要です。以前は妊娠は自然妊娠か人工授精でしたが、2010年にノーベル医学生理学賞を受賞された故ロバート.エドワーズ先生が研究された体外受精や顕微授精という方法で、卵管に問題のある方、精子に問題のある方、受精障害のある方々にも、妊娠できるチャンスが拡大されました。これは本当に素晴らしいことです。 妊娠するための方法はいろいろと増えましたが、やはり妊娠の根本はよい受精卵と温かい子宮の準備ではないでしょうか。妊娠は当面の目標ですが、妊娠が安定して継続でき、無事に元気なお子さんを出産し、ご両親の腕の中に抱いていただくことが、一番の目的であり、喜びです。 妊娠.出産はまずはご夫婦の協力が必要です。お二人でよく話し合って方法を選択されることです。私たち夫婦も外妊の手術後1年を経過したときに、2人でじっくり話をしたことを今でもよく覚えています。その話し合いが妻の心の重圧を軽くできたそうです。妊娠は男性より女性の方に大きな心と体の負担が掛かるものです。男性の方々、一度奥様の立場に立って考えてみてはいかがでしょうか。
by yakujudo
| 2013-11-05 16:30
| タン先生の周期療法
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