中国漢方薬寿堂
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この写真は上海のホン虹チャオ橋空港と言う搭乗口のロビーにあったものです。公益広告作品展と言うものに入選した作品で、実に考えさせられる作品でしたので、このコラムにご紹介することに致しました。
私は現在62歳で、今から50年ほど前、横浜にある横浜山手中華学校へ通学していました。私が小学校5年生の時、担任の先生から今まで一生懸命に覚えていた難しい漢字を、これからは簡略文字で覚えるようにと言われたことをよく覚えています。 例えば“學”から“学”へ、“漢”から“汉”の様に、中国ではこの50年間、この様な簡略文字が主流になって使われています。 これらのことから、若い人達は元の字を知らず、本来の字の持つ意味を理解していないのではないか?と言う意味が込められ、作られた作品です。 この写真の“亲”と言う略字は、“親”と言う漢字の略字です。今は右の“見”が省略され、この様な字になっています。“見”と言う字は会うと言う意味があり、“見”に行かなければ“親”と言う字にはなれず、忙しくとも時間を作って親に会いに行くべきではないか、と言う問いかけをした作品です。 次に“爱”と言う略字は、“愛”と言う漢字の略字です。 “愛”は“心”が省略され、“心”と言う字が省略されていても、“心”があることを忘れてはいけないと言う意味が込められているそうです。 私は結婚して今年で27年目を迎えます。“親”と“愛”を結びつけると“親愛”と言う文字になります。夫婦はこの親愛なる関係の一番でありたいと、この文章を書いていて反省しております。
by yakujudo
| 2011-08-25 16:27
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