中国漢方薬寿堂
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5月の連休を利用して、久しぶりに上海へ行って参りました。
思えば一昨年の9月以来でしたが、一昨年行った頃は万博を控えていて、街中竹の足場だらけでした。この足場は主要道路に面した住宅、マンション、商店街の外壁を全て塗り替える為のもので、上海市が全額負担したそうです。 私の友人が住んでいる25階建てのマンションも、その時は足場で覆われていましたが、今回訪れた時には撤去されており、外壁が綺麗に塗装されていました。 しかし、マンションのエントランス、廊下、エレベーターなどの共有部はまったくの手付かずで、外装と内装に大きな差がありました。 友人に理由を尋ねたところ、中国には日本のマンションのように修繕の為の積立金制度が無く、一度建築したらそのままと言う所が多いそうです。 それに比べ、日本では10年に一度くらい大きなメンテナンスを行い、建物も綺麗に保たれていて、実に素晴らしい事だと思いました。 万博の期間中は様々な建設がストップしていましたが、開催期間が終わると同時にマンションやオフィスビルの建設が再開されました。 政府が住宅の高騰を抑える政策を発表しているのにも拘わらず、上海の住宅価格は年率で約20~30%と上昇しています。 しかし、中国の新築マンション(90㎡くらいのもの)が日本円で約3000万円、中国の大卒の初任給が日本円で約4万円の為、若い人にはとても手に入らないのが現状です 。因みに、中国の若者に人気の中国国内で製造しているドイツ車、BMWは日本円で約300万円だそうです。 また、最近の中国の女性の結婚条件は、高給取り、車を所有、マンションを持っている事だそうです。 この3つが条件であり、理想の男性だそうです。 これを全てクリアーしなければならないので、中国の男性は大変です。 しかも上海では結婚適齢期の女性が少なく、逆に男性が多い為、なかなか結婚に至ることができません。 また、なんとか結婚ができたとしても、夫婦の収入に伴わない生活をし、半年程で破局を迎えるそうです。 最近の離婚率は実に高く、50%に近いと聞きました。 中国では今、人口抑制の為に30年前から始まった「一人っ子政策」で生まれた子供達が結婚適齢期を迎えています。 中国政府はこの一人っ子政策で人口抑制には成功したものの、今度は若者層の人口減少による少子高齢化が進みました。 その改善策として、一人っ子同士の結婚では子供を2人まで認める法律の改正を行いました。 また、3人目の子供からは罰金を支払うと言うことですが、この罰金の金額は特に規定が無いので莫大なものにはならないと思います。 今中国では、裕福な人達が子沢山になれるチャンスを持っています。これから10~20年の間、中国はベビーブームになると思われます。
by yakujudo
| 2011-08-10 23:49
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