中国漢方薬寿堂
記事ランキング
ブログジャンル
タグ
検索
その他のジャンル
|
日本は少子高齢化が進むと言われています。
文字から見れば、生まれてくる子供の数が少なくなり、高齢者が増加するというのが本来の意味でしょうが、今はこの高齢化はもう一つ、赤ちゃんを産む女性の方々も高齢化の方向に向いていて、現在出産される女性の約半数の方々が、35歳を超える高齢出産になっているそうです。 私は、個人的には高齢出産という言葉そのものが好きになれません。 女性の方々に対して、私には差別用語のように聞こえるからです。 でも、やはり妊娠、出産が高齢化すれば、そのリスクの度合いも高まり、胎児の異常から中絶される方、未熟児で出産される方など、先月来朝日新聞にいろいろな問題点が書かれている連載を拝見致しました。 不妊のご相談に来店される皆様に、私はいつも健康なお体を用意して、妊娠をしましょうとおすすめしています。 卵を育てる暖かい巣箱に当たる子宮、そして元気な精子と元気な卵子からできる良い受精卵、妊娠はお体の準備がまず第一だと思います。 必要に応じて、男性には穂腎補精のお薬を、女性には周期療法のお薬をおすすめしています。 お二人の条件によって、タイミング、人工授精、体外受精、顕微授精と手段は異なっても、やはり健康な身体づくりが妊娠を決定し、元気な子供を授かる一番の条件ではないでしょうか。 健康な両親から健康な子供が生まれ、やがて健康な子供から健康な孫が生まれるのは当然のことです。 子孫繁栄は健康な体があるからこそ成り立つものです。 最近、私は不妊症でご相談に来られるご夫婦の方々に、あなた達お二人は、各々のご両親からどうやって生まれたのか、一度考えてみてはいかがですか?とお聞きすることにしています。 お二人とも自然妊娠でご両親から生まれていると思いますので、まずは体調を整えて、できれば自然妊娠され、元気な赤ちゃんを産んで下さいとお話をしています。 先日、私共に届いたお客様の出産報告を皆様にご紹介致します。 Hさん 昭和38年生まれ 46歳、神奈川県在住。 平成19年3月に来店され、東京の不妊専門病院の体外受精に合わせて、周期療法を開始しました。 私が自然妊娠を勧めても、体外でいいと言われて、全く休むことなく体外受精を続けられましたが、一度も掠ることもなく、平成21年1月に来店され、私に向かって「先生、もう体外受精はやめます。」と仰るので、「じゃあ!!どうする?周期療法もやめるの?」と言うと、「いいえ、自然妊娠を目指します。」とご返事頂いたので、「今、周期はこの辺で排卵のタイミングになりそうだから、二人で頑張ってね!!」と周期療法のお薬をお持ち帰りになりました。 それから20日後、高温期が伸びて妊娠反応が出ているとお電話があり、高温期の薬と安胎方をお出しし、その後安胎方のお薬を追加、12月11日に、9月の中旬に無事に男の子を出産したというご報告を頂きました。 本年7月、元気な赤ちゃんを連れて来店され、「先生!!私は自然妊娠する前の2年間、ずっと体外受精の治療をしていて妊娠することができず、自然妊娠を目指したらすぐに子供を授かることができて、あの2年間は何だったのでしょうか?」と私に言い残して帰られました。 皆様も健康なお体の準備をして、健康な赤ちゃんを授かって下さい!! 妊娠、出産は自然の摂理です。
by yakujudo
| 2010-08-21 05:30
| タン先生の周期療法
| ||||||
ファン申請 |
||