タン先生の周期療法でラクラク自然妊娠!

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中国漢方による不妊症周期療法

中国漢方薬寿堂(やくじゅどう)の譚定長先生による、妊娠治療を成功させる不妊症周期療法についての解説と体験記などのコラムです。
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チャングムさんの中医学に思う中医学の物差し
 読者の皆様は、毎週土曜日、夜11時40分よりNHKで放映されている“チャングムの誓い”をご 覧になられていますでしょうか。実は私は偶然にこの番組を目にしたとき、最初は“冬ソナ”の時代劇 版でもやっているのかと思っていました。ところが、画面に生薬を入れる百味箪笥や、数々の生薬の原 品が映し出されているのを見て、この番組を見ることにしました。
 王様を中心とする周囲の方々の権力闘争と、皇室の方々の健康を管理する医官、主人公の医女チャン グムさんの復讐というストーリーですが、実は9月中旬に放送された、王様が病気になられた時のシー ンに私はビックリいたしました。

 王様が重度のご病気になられた場面で、3人の医官が診察の結果、王様は陽虚寒(正気が衰え、体が 冷え込んだ状態)と診断され、体を温め、正気を増す朝鮮人参を主剤とした附子理中湯(ぶしりちゅう とう)を服用いたしましたが、病状はまったく改善の兆しなく、日々悪化してしまいました。
 王様が発症する直前に、たまたま王様と同じ病状の方を見ていた医女のチャングムさんは、王様の病 状は陽虚寒ではなく、体の中に過剰な湿と熱のこもった湿熱状態なので、清熱燥湿作用のある、竜胆瀉 肝湯で対処すべきだと主張、医官の方々と協議して、医官がチャングムさんに診察をまかせました。
 結果としてチャングムさんの言うとおり、王様が危機を脱し健康を取り戻されましたが、テレビのお 話とはいえ、チャングムさんの医術のすごさに心から感銘いたしました。
 チャングムさんは、お薬の決定ばかりか、病状にあった食事、経絡の流れを改善するためのハリ治療 と、すべてをこなしてしまう、これが本当の漢方医の姿だと、テレビ画面を見て感銘いたしました。
 この番組は韓国のものですが、医術はすべて中国医学そのものでした。
 私は漢方薬、ハリ・灸の勉強を約40年やっていますが、チャングムさんの足下にも遠く及ばないと つくづく感じました。

 この王様の治療シーンを見て、現状の日本の漢方治療について、私は多くの疑問と心配をしておりま す。私は、西洋医学と中国医学を合わせた中西医合作による不妊症の周期療法をおすすめしていますが 、頭の中には、常に西洋医学の物差しと中国医学の物差しとの、2本の物差しを持って毎日仕事をして おります。
 たとえば、円柱の茶筒でも、上から見れば円形に、真横から見れば長方形に見えますように、見方を 変えると同じものが異なるものに見えると思います。
 漢方医学というのは、西洋医学の血液検査やCT撮影による病状判定による物差しと異なり、常に病 気の二面性を考える(たとえば、実熱、虚熱、実寒、虚寒)という物差しが必要なのです。この漢方の 物差しを考えて対処しないと、王様と同様、病状の悪化を招くおそれがあるのです。特に日本の漢方で いう「虚」は体の弱い人、「実」は体の丈夫な人という概念ではなく、「虚」は不足、「実」は過剰と いうことが大切な考え方です。「実」が体の丈夫な人をさすのであれば、「実」の人は永遠に病気にな らないはずです。

 先日、私の薬局へ不妊症のご相談にこられたお客様が、某有名病院で処方された四つの漢方エキス剤 を持参されました。当帰芍薬散、温経湯、大建中湯、柴苓湯(小柴胡湯合五苓散)です。これは、本当 に寒熱、虚実という物差しをお持ちで処方されたのか私は疑問を感じています。丁度10年ほど前世間 を騒がせた、“小柴胡湯の副作用問題”を再発させないようご注意いただきたいと思います。私は漢方 薬の乱用が大変心配です。
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by yakujudo | 2006-10-10 00:01 | 気になる話題
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